メールニュース - 大阪自治体問題研究所メールマガジン 第17号 [2014年5月8日発行]

大阪自治体問題研究所メールマガジン 第17号 [2014年5月8日発行]

カテゴリ : 
メールニュース
 2014/5/9 18:13
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

大阪自治体問題研究所メールマガジン第17号

2014年5月8日発行

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

発行:一般社団法人 大阪自治体問題研究所  発行責任者;平井賢治(事務局長)

メールマガジンは会員の皆様等に、イベントの案内、活動報告、地方自治に係る情報

提供などを行うものです。

バークナンバーは、ホームページに掲載しています。 http://www.oskjichi.or.jp/

投稿・意見・要望・感想、入会申込み、書籍申込みは oskjichi@oskjichi.or.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】 トピックス

(1)『おおさかの住民と自治』14年6月号は5月16日発送予定です。

今月号は通常号です。3月28日に開催された「第10回衛都連・自治体職員O
B・OG学習交流集会」の報告を大下憲二さん(研究所理事)にお願いしました。ま
た、「あのまちこのまちから」?では「東大阪市のものづくりを発展させるための調
査」の取組みについて、岩野清さん(東大阪市職員労働組合行財政部長)に報告して
いただきました。

(2)大阪自治体問題研究所第43回総会を6月21日(土)13時30分から大阪
グリーン会館で開催します。

総会では、定款に基づき「2013年度事業報告」「2013年度貸借対照表及び損
益計算書」ほかを審議議決するとともに、14年度の取組みについて討論します。

16時15分からは「エネルギー自立地域づくりは可能か―島根県の条例制定住民運
動の経験から」と題する記念講演を上園昌武さん(島根大学教授)にお願いしていま
す。また、記念講演終了後、懇親会を行いますのでご参加をお願いします。

なお、総会は定款第15条2項に基づく「定時会員総会」であり、議案決議は会員の
過半数以上の出席(委任状を含む)が必要です。会員の皆さんには、5月中旬に総会
のご案内(往復ハガキ)を送付しますので、出欠にかかわらず「議決権行使書(委任
状)」を「自署」のうえ5月30日までに返送していただきますようお願いします。

(3)「大阪市地域活動協議会調査」報告会を6月7日(土)午後2時から大阪経済
大学B館3階B32教室で開催します。

機関誌「おおさかの住民と自治」2014年5月号で『大阪市「地域活動協議会」か
ら考える―住民自治の展望』の特集を企画しました。その一環として、大阪経済大学
柏原誠准教授と協力して、全地域活動協議会を対象に郵送によるアンケート調査を実
施しました。今回、大阪市内各地域における地域活動・コミュニティづくりの発展の
ため、下記の通り、調査報告会を開催します。

○名称 「大阪市地域活動協議会調査」報告会

○日時 2014年6月7日(土) 午後2時−4時

○場所 大阪経済大学B館3階 B32教室

会場へのアクセスはこちら 
http://www.osaka-ue.ac.jp/profile/access/areamap/index.html

(4)第56回自治体学校in仙台「被災地で学ぶホンモノの地方自治―わたしたち
の震災復興」が7月26日(土)〜28日(月)にかけて、仙台市・仙台国際セン
ター・東北大学を中心に開催されます。

1日目は記念講演「憲法と地方自治」(杉原泰雄一橋大学名誉教授)と福島・岩手・
宮城からのリレートーク。2日目は、10の講座・分科会と4つの現地分科会、特別
分科会「わたしたちの震災復興」。3日目は、特別講演「福島第一原発の汚染水問題
の現状」(柴直明・福島大学教授)などです。

(5)第18回おおさか自治体学校とりくみ始まる。8月31日(日)10時から住
まいの情報センター・ホールで開催

第18回おおさか自治体学校の第1回実行委員会を4月21日(月)午後3時30分
から大阪自治労連で開催しました。実行委員長に樫原正澄関西大学教授・大阪自治体
問題研究所副理事長を選出、8月31日(日)10時から16時30分まで、大阪市
立住まい情報センター(北区天神橋6丁目)で開催することを決めました。また、ど
のような企画にするかフリーに論議しました。第2回実行委員会は、5月19日
(月)午後4時から大阪自治労連で開催します。おおさか自治体学校の成功に向け、
皆さんの実行委員会への参加、協力をお願いします。

(6)『反大阪都構想ハンドブック―あなたの疑問に答えます―』を5月下旬に出版

大阪自治体問題研究所では、14年3月に、ブックレット『地域や暮らしはどうな
る?大阪都構想を考える』を緊急出版し、多くの皆さんから、「大阪都の問題がよく
わかった」など好評を得ました。その一方で、「法定協議会に出された大都新制度の
制度設計(パッケージ案)についてもっと知りたい」などの意見も出されており、い
まあらためて、『反大阪都構想ハンドブック―あなたの疑問に答えます―』を5月下
旬に出版することとしました。序章には「『大阪都構想』は本当に大阪の住民に福音
をもたらすでしょうか」終章には「大阪再生への提言」をいれ、32項目のQ&Aで
疑問に答える内容となっています。ご期待ください。

(7)あおぞら財団「土曜の朝の連続講座♪人にやさしい公共交通〜5月10日
(土)開講〜」のお知らせ(柏原誠)

あおぞら財団が、みんな笑顔で暮らすための、バスや電車など『公共交通』について
の「土曜連続講座」を開催します。日時は、5月10日、31日、6月14日、7月
5日の4回。時間は午前10時〜12時、会場はあおぞらビル会議室、定数は各回2
5名、参加費は各回500円です。交通や環境、福祉などの問題に関心のある人の参
加をお待ちしています。

詳細は、こちらのチラシ(PDF)を参照 http://bit.ly/1hgAT5D

【2】 行事・研究会、出版

(1)主催研究

?「大阪発 地域再生プラン研究会」

第17回研究会は、4月27日(日)午後1時30分から開催し、都市論など出版
物全体の基軸についての論議を進めるため、序論「大阪市再生の課題と展望(仮
題)」(報告者:鶴田廣巳研究会代表)と終章「大阪から日本の再生を(仮題)」
(報告者:森裕之研究会事務局長)について執筆者から報告を受け討論しました。第
18回研究会は、6月14日(土)午後1時30分から大阪自治労連会議室で開催し
ます。

「福祉部会」第6回研究会は5月8日(木)午後7時から研究所で開催し、小久保弁
護士、生健会に対するヒアリング結果の報告を受け討論します。また、自治労連福祉
部会宮本さんから、「2014年生活保護職場の職員意識アンケート」の取り組みな
どについて報告がありました。次回第7回研究会は、6月9日(月)午後7時から研
究所で開催。児童養護施設を巡る最近の動きなどについて報告・討論を行います。

?町村自治確立研究会

4月例会を4月7日(月)午後2時から開催し、各町村の新年度予算と事業内容につ
いての報告・討論及び情報交換・活動交流を行ないました。次回5月例会は、5月2
6日(月)午後2時から研究所で、「子ども子育て新制度の対応策」について、報告
を受け討論します。

(2)共同研究

?東大阪中小零細企業実態調査研究会、『東大阪市のものづくりを発展させる調査 
報告書』がまとまったことから、報告会を4月10日(木)午後6時30分からイ
コーラムホール(東大阪市)で開催し120名が参加しました。『報告書』は無料配
布していますので、希望者は研究所まで。

?きずな研究会、第7回研究会を4月30日(水)午前10時30分から開催し、中
小企業向けアンケートの検討を行いました。次回第8回研究会は、5月12日(月)
午後1時30分から大阪自治労連会議室で、前回に引き続き、中小企業向けアンケー
トについて検討を行うとともに、「ブラック企業問題と若年の雇用状況」について、
伊藤大一さん(大阪経済大学地域政策学科准教授)から報告を受け討論します。

?防災まちづくり(Part?)研究会、次回研究会を6月3日(火)午後6時30
分から大阪自治労連会議室で開催し、自治体アンケートの取りまとめを行います。

また、7月21日(月・祝)午後1時30分から大阪グリーン会館ホールで報告集会
を開催する予定です。

?八尾まちづくり研究会、第2回研究会は、4月17日(木)午後6時30分から、
「八尾市の人口・財政・産業など10年ごとに変化」「市政運営の民主主義の問題、市
政運営、政策決定の現状」「中小企業、地域経済」について報告を受け討論しまし
た。次回第3回研究会は、5月15日(木)午後6時から八尾市職労で開催し、「財
政状況」「国保・生活保護・高齢者問題」について報告を受け、討論します。

(3)自主研究会

?大阪市研究会、3月例会は、3月27日(木)午後6時30分から、橋下市政下の
補助金・固定資産税減免、施設統廃合の実態について報告し討論しました。5月例会
は、5月9日(金)午後6時30分から研究所で開催、前回に引き続き、「補助金問
題」について検討します。

?「住民の自治・統治研究会」 第26回研究会は、4月19日(土)午後1時30
分から、研究所で、大阪ボランティア協会のヒアリング調査の総括を行いました。次
回第27回研究会は、5月10日(土)午後1時30分から研究所で、研究所で取組
んだ大阪市地域活動協議会の調査・分析報告を受けて、住民自治の展望を議論しま
す。

詳細はこちら http://www.oskjichi.or.jp/modules/report/content0061.html

?「行財政研究会」は、4月定例会は、4月21日(月)15時から研究所で、藻谷
浩介著『里山資本主義』(角川ONEテーマ21)を検討しました。5月定例会は、
5月19日(月)午後3時から研究所で、鎌倉健さん(大阪樟蔭女子大学教授)から
「イタリアにおける最近の中小企業事情」について報告を受け討論します。

【3】 事務局の動き

(1)事務局日誌(4月)

4月 1日(火)18:30〜  第5回学習・教育委員会

3日(木)15:00〜  研究所拡大三役会議

4日(金)17:00〜  都島自治体学校実行委員会

7日(月)10:30〜  事務局会議

14:00〜  町村自治確立研究会

18:30〜  機関誌編集委員会

9日(水)17:00〜  拡大三役会議

18:30〜  第10回理事会

10日(木)18:30〜  『東大阪市のものづくりを発展させる調査』報告会

11日(金)14:00〜  中央区自治体学校総括会議

14日(月)10:30〜  事務局会議

13:30〜  きずな研究会(第6回研究会)

15日(火)        機関誌「おおさかの住民と自治」5月号発送

17日(木)18:30〜  八尾まちづくり研究会(第2回)

18日(金)18:00〜  東大阪市中小零細企業実態調査研究会

19日(土) 8:30〜  淡路島自然エネルギーをたずねるツアー

13:30〜  住民の自治・統治研究会第26回研究会

21日(月)10:30〜  事務局会議

15:00〜  大阪行財政研究会4月定例会

15:30〜  第18回おおさか自治体学校第1回実行委員会

22日(火)13:00〜  防災まちづくり研究会(Part?)事務局会議

18:30〜  平野区地域自治体学校第1回実行委員会

26日(土)・27日(日)  全国研・第38回自治体政策セミナーin東京

27日(日)13:30〜  大阪発地域再生プラン研究会(第17回)

28日(月)10:30〜  事務局会議

30日(水)10:30〜  きずな研究会(第6回)

18:30〜  機関誌編集委員会

5月 2日(金)10:00〜  外部監査

17:45〜  都島まちづくり実行委員会

7日(水)13:30〜  第6回学習・教育委員会

8日(木)19:00〜  大阪発地域再生プラン研究会福祉部会

今後の主な予定

5月 9日(金)18:30〜  大阪市研究会5月例会

10日(土)13:30〜  住民の自治・統治研究会第27回研究会

11日(日)13:30〜  自治体学校第3回実行委員会(東京)

12日(月)13:30〜  きずな研究会(第7回)

14日(水)17:00〜  拡大三役会議

18:30〜  第11回理事会

15日(木)18:30〜  八尾まちづくり研究会(第3回)

16日(金)        機関誌「おおさかの住民と自治」6月号、別冊
「2013年度事業報告(案)」発送

19日(月)15:00〜  第1回調査・研究委員会

15:00〜  大阪行財政研究会5月定例会

16:00〜  第18回おおさか自治体学校第2回実行委員会

6月 7日(土)13:30〜  「大阪市地域活動協議会調査」報告会

8日(日)        全国研総会

21日(土)13:30〜  研究所第43回総会

7月26日(金)〜28日(日) 第56回自治体学校

【4】 ライブラリー、データバンク

(1)橋下大阪市長、御堂筋マンションに「愛人2、3人すまわせて」とまたも暴言

5月7日、大阪維新の会を支援する経済団体主催の会合で、橋下大阪市長は、規制緩
和によって御堂筋沿いにある船場周辺に高級賃貸マンションを含む高層ビルが建設さ
れることにふれ、「(企業経営者は)愛人2、3人住まわせて新しい船場にしてほし
い」と愛人容認をもとられかねない発言を行った。昨年5月の「慰安婦は必要だっ
た」との暴言に続く、女性蔑視の発言に、大阪の女性団体から「人間としてももちろ
ん、市長の資格が全くない」と発言の撤回と市長辞任を求める抗議の声が出されてい
る。

(2)大阪市戦略会議、2015年度に水道事業を民営化する基本方針を決定

大阪市は、4月9日開催の戦略会議で、2015年度の実施をめざす水道事業民営化
の基本方針を決定した。大阪市が100%出資する新会社に、契約期間30年間で、
2300億円以上で運営権を譲渡する。11月を目途に詳細な実施計画を策定する。

大阪から公害をなくす会は、4月24日に「大阪市水道事業の民営化に反対する緊急
学習会」を開催し、「水道を民営化しているのは、全国1420市町村中、リゾート
地など9つのみ。公営でこそ安全・安心の水供給ができる。水道事業は公営が当たり
前」として、5月30日までのパブリックコメントなど反対の取組みを進めていま
す。

また、大阪自治体問題研究所では、13年10月に『橋下さん!市民の財産を売りと
ばすんですか―大阪の水・地下鉄・病院のあり方を考える』を出版し、世界・日本の
水問題から民営化の問題点、大阪における広域化・民間化の具体的な動きまで、明ら
かにしています。ご購入は研究所まで。

水道事業民営化基本方針(案)について(平成26年4月9日・戦略会議)(大阪市ホー
ムページ)

http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000261924.html

大阪市水道事業の民営化に反対する「緊急学習会」(大阪から公害をなくす会ホーム
ページ)

http://oskougai.com/

「橋下さん!市民の財産を売りとばすんですか―大阪の水・地下鉄・病院のあり方を
考える」

http://www.oskjichi.or.jp/modules/publication/content0093.html

(3)大阪市立特別支援学校(10校)の府への移管を1年間延期

4月18日、第23回大阪府市統合本部会議が開催され、「大阪市立の特別支援学校
及び高等学校の大阪府への一元化に向けた基本的な考え方について(案)」が示され
た。案では、「特別支援学校については、平成28年4月に大阪府へ移管するものとす
る。ただし、新たな大都市制度実施時期が先行する場合は、それに合わせるものとす
る」として、当初予定の15年4月の移管は1年間延期されることとなった。今後、
16年4月移管に向けて14年9月議会に条例改正案が提案される。

大阪市立の特別支援学校及び高等学校の大阪府への一元化に向けた基本的な考え方に
ついて(案)(大阪府ホームページ)

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/15336/00149003/2_shiryou1-gakkou.pdf

(4)大阪府戦略本部会議が、府立大学と私立大学の2016年統合延期を決定

府立大学と私立大学の統合については、13年10月15日に、小林宏至府大名誉教
授、宮本憲一市大名誉教授など両大学の名誉教授21名の「橋下市長の大学の自治へ
の介入と府大・市大の拙速な統合を憂慮する」声明が発表されるなど、あまりにも拙
速な統合に反対の世論が高まり、大学統合を進めるにあたっての関連議案が13年1
1月大阪市会で否決。それを受けて、大阪府も議案提出を見送った。

この事態を受け、4月25日開催の大阪府戦略本部会議で、当初予定の2016年統
合スケジュールの延期を決定。今後は、両大学で主体的に大阪における公立大学のあ
り方について検討し、今後の進め方やスケジュールについて引き続き協議・検討して
いくこととなった。

また、拙速な統合の撤回を求めてきた大阪府立大学問題を考える会と大阪市立大学の
統合問題を考える会の両会が「大阪府立大学と大阪市立大学の統合を考える学習会」
を5月18日(日)午後1時30分から大阪府立大学I・siteなんば(2階)で
開催する。

大学統合スケジュールについて(大阪府ホームページ)

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/22625/00151191/1.pdf

大阪府立大学と大阪市立大学の統合を考える学習会(大阪府立大学問題を考える会
ホームページ)

http://furitsudai.org/image/518kouenkai.pdf

(5)第2回「府市IR立地準備会議」が人工島「夢洲」を候補地にカジノ誘致推進
を決定

4月22日開催されたカジノを核とした統合型リゾート(IR)誘致を進める「府市
IR立地準備会議」の第2回会合が開催され、人工島「夢洲」を軸とした「大阪湾ベ
イエリア地域」を候補地として、東京五輪が開かれる2020年の開業を目指すこと
を決定した。「夢洲」は今後の埋め立てを含め約150?の広大な埋め立て地とな
り、大阪市営地下鉄やJRの延伸を軸に鉄道インフラ整備として1兆円規模の投資を
めざすとしている。
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (4540)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.oskjichi.or.jp/modules/mailnews/tb.php/23
コンテンツ
大阪自治体問題研究所

一般社団法人
大阪自治体問題研究所

〒530-0041
大阪市北区天神橋
1-13-15
大阪グリーン会館5F

TEL 06-6354-7220
FAX 06-6354-7228

入会のお誘い

あなたも研究所の会員になりませんか

詳しくは、入会のお誘いをご覧ください。

「案内リーフレット兼入会申込書」(PDF)

機関誌

「おおさかの住民と自治」

おおさかの住民と自治