□大阪自治体問題研究所は2010年2月21日、『小さくとも輝け!おおさかで唯一の村 千早赤阪フォーラム2010』を開催しました。
当研究所の研究会「町村自治確立研究会」で暖めてきた企画が実現したものです。全国自治体問題研究所では、14回にわたる「全国小さくても輝く自治体フォーラム」を開催していますが、いわばその大阪版開催になります。約70名の参加で会場は満員となりました。取り組まれたフォーラムの資料を掲載しましたのでご参照ください。
□いま、千早赤阪村は二度の合併断念で自律の自治体に向けて動き出しています。
フォーラムでは、樫原正澄・研究所副理事長(関西大学教授)の開会挨拶の後、松本昌親村長から村の現状を含めた歓迎挨拶をうけました。続いて、岡田知弘・京都大学教授から「平成の大合併の帰結と『小さいからこそ輝く自治体』の発展」と題した記念講演をうけました。
シンポジウムは平岡和久・立命館大学教授をコーディネーターにすすめられました。問題提起を行った報告者は、同村の徳丸幸夫・村議、初村尤而・主任研究員(大阪経済大学非常勤講師)、奥谷和夫・奈良県山添村むらづくり協議会会長の3名の方に加え岡田教授にコメンテーターをお願いしてすすめられました。
□会場からの発言では「子どもの居場所づくり」「棚田保全の住民運動」の紹介など、村の資源(宝)を活かした住民参加型の新たな村づくりが展望されました。
□最後に鶴田廣巳・研究所理事長(関西大学教授)が、今後とも住民と研究所が連携して住民自治を発展させていきたいとの閉会挨拶を述べ、フォーラムを終えました。 (文責・谷口)
2010.02.21千早赤阪フォーラム資料(PDF形式全30ページ)はここをクリックしてダウンロードしてください。
「憲法に基づく住民のための地方自治像を!」 ―研究所第37回定期総会開催― |
活動報告 |
府庁舎のWTC移転は最悪事態黙ってられへん! 府庁舎のWTC移転」シンポジウム |